BMWのコンパクトSUV「BMW X1」が2016年モデルとしてフルモデルチェンジしました。その中でも最大の変更点となるのはやはり従来のFRプラットフォームから「BMW 2シリーズ アクティブツアラー」、「グランツアラー」などに使われている前輪駆動のFFプラットフォーム「UKL」を採用した所です。
サイズは全長4439×全幅1821×全高1598mmとなり、現行モデルと比べ全長は短くなったものの前高が53mm、幅が21mm拡大しアグレッシブなフロントマスクとともに大きく迫力を増しました。対して全長はFF化・横置きエンジン化したことによりボンネットが短くなり、それが短縮された全長に現れています。
FF化の恩恵として後部座席の居住性やノーズが短くなったことによる運転のし易さが向上したものの古典的な車好きとしては「大衆車化」したと感じてしまうのは仕方のないことかもしれません。
パワートレインはガソリンエンジン系が4気筒ターボで192馬力の20i、231馬力の25i。ディーゼルエンジン系も同じく4気筒ターボで150馬力の18d、190馬力の20d、230馬力の25dが存在しています。組みわされるトランスミッションは8速ATで、前輪駆動とxdriveとなる4輪駆動バージョンをラインナップしています。
既に3気筒エンジン化された1シリーズ、2シリーズ、3シリーズと同じくX1も3気筒化されると思われるので4気筒のフィーリングが好みという人は早めの決断が必要かもしれません。